馬乗り馬頭観音その23

  8.2(水) 1400~ 晴 南西 小

 昨日の雨も上がり夏空復活 又また暑くなりました。本日も酷暑街道練習の再開です。

鎌倉街道六万坪のトウモロコシ

 鎌倉街道を行き袖ヶ浦公園を目指します。御所覧塚のある六万坪あたりのトウモロコシはすでに背丈よりも高く、実も太くなってきていました。人が食べるものか飼料用かはよくわかりません。

 やがて須軽田坂を下り久留里街道を少し行き、長浦方面に向かうと久保田の常照院跡があり、馬乗り馬頭観音が残っているという情報です。
常照院入り口

 常照院はすでに建物はなく跡地になっています。よく整備されているので立ち入りしやすい。周辺には数々の石仏が・・・広地の奥の階段を上ると、そこには・・・
常照院跡の一尊

 三山供養塔ほかの石仏、石祠などと共に馬乗り馬頭観音も祀られています。お馬の部分が欠損してしまっていることが残念ですが、清掃整備状況から大事にされているようです。

 街道は続き平成通りを西南へ向かい、いくつかの起伏を乗り越えると袖ヶ浦公園入り口交差点があり、たちばな通りを袖ヶ浦公園に向かいます。公園には複製が展示されている模様です。
袖ヶ浦市郷土博物館の南側

 袖ヶ浦市郷土博物館の南側 復元古代住宅の一角に市内の石仏などの複製を展示した場所があり、それぞれに案内を付して設置されています。
設置されている複製

 複製と云っても仏様のお姿をされているからには、尊い一尊であります。川原井寺原台の一尊がモデルの様です。
案内板

 参考までにモデルとなった川原井寺原台の一尊
よく似ています

 ここからは鎌倉街道を帰ります。近傍の根方公民館そばの一尊は「房総の馬乗り馬頭観音」によると行方がしれませんが、web上の情報ではどこかにある様子です。街道練習としては心当たりがあります。
浮戸川沿岸土地改良区根形台工区竣工記念碑

 街道沿いに大きな記念碑 古い石仏は街道の改修などが実施されるとどこかに合祀される場合が多いようです。日清、日露の戦役碑が多いようですが、土地改良の際に撤去移設された可能性は高いと推察されます。

 はたして、ガサガサ後ろ側を探索すると、資料や web画像と同じ一尊がひっそりと・・・
根方の一尊

 いくつかの石造物と共に安置されていました。胸から上の部分が欠損していますが、人々の善意が廃棄処分とせず、ここに合祀されたのです。安らかな気持ちに成りました。

 袖ヶ浦市の馬乗り馬頭観音巡礼は資料上概ね終了したようです。市原市は残すところ数尊 少し手強そうです。

 しかし、現実は真夏の太陽に焼かれ熱中症の文字が脳裏をかすめます。少し休養日課が必要なようです。

















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